こんにちは!みろくです。
引き寄せの法則にはいくつかメジャーなやり方がありますが、その筆頭は「願望を書く」ことでしょう。
僕自身は「願望を書く」ことには苦手意識があります。しかし「書く」ことの効能は、願望実現だけじゃないのです。
僕は普段から「書く」行為を、
- 仕事や生活のToDoリスト
- 作業の分解
- アイデアの膨らまし
- 本を読みながらメモ
- 感情の吐き出し
- 今あるものや小さな感謝
- 落書き
などに活用しています。
それらは、脳や内面の整理には欠かせない行為になっていて、するとしないとでは生活や引き寄せに大きな違いが出てくるので自然と続けています。
「願望を書く」こと以上に、「自分の内面を書き出す」行為が大切で、複雑な心理や意識が整理され、シンプルに引き寄せを実践できる秘訣かと思いますので、この記事ではそれらを中心にいくつかご紹介いたします。
なぜ「書く」ことが良いのか?
心理学の分野に「思考の外在化」という技法があります。
なにか問題が発生したときに、「問題=自分自身」と結びつけてしまうと、自己肯定感やセルフイメージがダメージを受けてとても苦しい内面心理となります。そんな時に、問題を自分の外に置き「可視化」して分離し、心の安定を図る技法です。
あれこれ”思考の中だけで考えている”と、混沌とした思いに自分が支配されていると感じることがありますよね。そこで、思考を外に(紙に)書き出して客観視することで、混沌さが整理されその支配から解放される、といった効果です。
さらには「書く」行為は左脳を、「考える」行為は右脳を使い、そして手を動かすことで運動野を刺激して、脳をフル回転させる効果もあるそう。
やってみると分かるのですが、一つのキーワードを書き出すと、それに刺激されて次々と言葉が湧き出てきます。まるで、潜在意識に眠っていた思いが溢れてくるように、表面意識では思いもしなかった言葉が出てくるのです。
引き寄せRPGでは、「”内面の状態”を整えること」を重要視しています。「書き出し」をすることで、潜在意識のゴミを掻き出したり、混沌とした思いを整理してスッキリすることが出来るのです。
こんな時に「書き出し」を
「引き寄せの法則」を活性化させるために、この記事では書き出しの目的を下記に絞りますね。
- 表面意識を支配している思考や感情のクリーニング
- 潜在意識に隠れている思い込みや想念に気づく
- 願望や好ましい内面状態を潜在意識に根付かせる
用意するのは、紙とペン、そして一人になれる空間と時間だけです。
いくつか方法をあげてみましょう。
書き出し1)ネガティブ感情
ネガティブな感情や思いは、現実的な出来事をキッカケにして、潜在意識から湧いてくるものです。
- 嫌な出来事があった時
- 過去の嫌な出来事を思い出した時
- 嫌いな人に会った時
- 自分のミスで罪悪感を感じた時
- 病気や怪我への思い
- 漠然とした不安や焦燥感
などなど
こんな時には、ネガティブな思いを「紙に書き出し」して、捨てましょう!
裏紙など捨ててもよい紙に、湧いてくる思いや感情を”おもいっきり”書き出します。
この時に遠慮をしてはいけません。
誰に見せるでもなく、自分で見返す必要もないので、素直に本心を思ったままに。
例えば「こ○す」や「○ね」なんて言葉も出てくるでしょう。それらも遠慮なく書き出しましょう。
”漢字が書けない…”時には「ひらがな」で、”なんて表現していいか分からない…”時には「うお〜〜〜」とか「くそ!くそ!くそ!」とか、時には「ペンをぐるぐると走らせるだけ」でもOKです。
この書き出しでの一番の狙いは、「ネガティブエネルギーの消化」にあります。
車もガソリンが無くなれば走らなくなりますよね。”ネガティブなガソリンを使い切る”つもりで、徹底的に行いましょう。
最後にその紙はゴミ箱へ!

書き出し2)有る感謝
今の自分に有るモノ、有る環境、有る人間関係など、自分に与えられて感謝できることを書き出します。有形無形、大きなことから小さなことまで、思いつくまま書いてください。
- お金がある(1円でも!)
- 自由な時間がある(10分でも!)
- 自分の部屋がある
- 友人がいる
- 電気がある
- 水が飲める
- 太陽が暖かい
- 風が気持ちい
などなど
そんな当たり前なことから、具体的な「スマホ・パソコンがある」「ヴィトンのバッグがある」なんて持っていて嬉しい特別なモノまで、ドンドン書きましょう。
こちらは裏紙でも良いですが、ノートを作っても良いですね。あとで見返して、自分の恵まれた環境を思い出すこともできます。
多くの方は「ネガティブなものをつい見てしまう癖」を持っています。その癖があるがゆえに、願望実現が遠のいています。
この書き出しは、意図的に「ポジティブなもの」を意識することができます。毎日の日課にして習慣にするのも吉。
引き寄せRPGの「宝箱探し」もこの書き出しと同様の意図です。日中の活動では意識の中で行う「宝箱探し」をして、夜寝る前や朝起きた時に「有る感謝」を書き出す…そんな習慣もオススメですよ。

書き出し3)願望の分解
皆さんいろんな願望を持っているかと思いますが、その願望は本当に望んでいるものか、本質的に欲しいものは何か、実はすでに手に入れているものではないか、そんな願望のチェックに書き出しは役立ちます。
例えば「芸能人になりたい」という願望を持っているとします。
その「理由」を書き出してみると、「人気者になりたい」「芸能人と友達になりたい」「大きなステージで歌いたい」なんてことが出てくるかもしれません。
そして、それは”芸能人にならなくても実現可能”なことかもしれないのです。
このように自分の願望を分解してみると、本質的に望んでいることが分かることがあります。上記の例もさらに分解した先には、「認めてほしい」という本当に望んでいる欲求が潜んでいたりします。
本質的な願望が分かれば、どこにエネルギーを注げばよいのかハッキリしますよね。「認めてほしい」欲求があるなら、自分で自分を認めるよう働きかけることで実現します。(その先に、芸能人への道が開けたりするのです)
書き出し4)願望の具体化
願望は具体的なほど叶いやすいといいます。
漠然と「豊かになる」と望んでいたとすれば、具体的にどんな豊かさが欲しいのかを書き出してみましょう。
- 「高収入」を望んでいれば、いくら欲しいのか、どんな仕事で得たいのか
- 「恋人」を望んでいれば、どんな人物なのか、どんな体験をしたいのか
- 「旅行」がしたいのならば、どこに行きたいのか、いくら掛かるのか、どんな交通手段があるのか
などなど
それら具体化されてくると、願望実現のリアリティが増してきます。自分の内面でリアリティを感じていることは実現するのです。
願望は、夢物語では叶うことは難しいでしょう。より具体的に、より現実的なイメージを書き出して、その願望が現実化するリアリティを上げていきましょう。
書き出し5)実現してほしい願望
こちらは冒頭にも書きましたが、「願望を書く」ことで引き寄せを起こさせる手法ですね。
メジャーなだけに、本やネットにも様々な方法が紹介されています。ここでお伝えしたい大事なことは、「自分でしっくりくる書き方で書く」ことです。
書き方にもいろいろあって、
- 現在進行系で書く
- すでに叶ったように過去形で書く
- 叶った時の感情を加えて書く
- 毎日ノートに書く
- 書いたものを持ち歩く
など、紹介される人によりやり方は様々です。
上記の4)願望の具体化でも書きましたが、自分でリアリティを感じられる書き方を模索してみてください。この感じ方は人それぞれなので、工夫のしどころではないでしょうか。
すこし注意です。願望の裏側にメンタルブロックが潜んでいることがあります。「願望を書く」ことによって、裏側の思いも強化されて、ますます願望達成から遠のくことも。メンタルブロックの除去も合わせて行うことをおすすめします。
この「願望を書く」方法を実践する方は、是非とも様々な角度から試してみて、自分なりの書き方を見つけてみてください。
本音本心を「書き出し」ましょう
いくつかの「書き出し」法をご紹介しました。
特にオススメしたいのは1)ネガティブ感情と2)有る感謝です。
自分の内面を整えるのにとっても役立つと思います。
逆に5)願望を書くは、個人的にはオマケのような内容です(笑)
それでも、例えばスポーツに関する願望ならば、トレーニングのモチベーションにつながることもあります。

しっくりくる書き方は、僕自身もこれから模索していこうと思います。
これら「書き出し」すべてに共通して大切なことは以下です。
自分の本音本心を「書き出す」
遠慮はいりません。というより、遠慮してはいけません。
誰に見せるでもなく、誰に咎められることもありません。
書き出したい思いはあるけれど、文字にすることに抵抗がある場合は、そこに潜在意識レベルでのブレーキがあります。その抵抗を勇気を持って書き出せば、ブレーキはゆっくりと外れていきますよ。
そうやって「本来のあなた」に戻っていくことが、引き寄せの法則を働かせるには必要なのです。

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