こんにちは!みろくです!
今回のTEDご紹介は、エミリー・エスファハニ・スミスさんの『幸せを目指すだけが人生じゃない』です。
引き寄せや自己啓発では、「今この瞬間に幸せを感じる」という知恵が推奨されています。ですが幸せを感じれない時に、いざ幸せを意識しても雲を掴むような感じで、いったいどうすれば良いのか混乱することもあるでしょう。
そのヒントとして、「生きがい」という視点を紹介してくれている講演です。
どんな内容?
作家であるエミリーさんは、学生時代にポジティブ心理学を学んだそうです。そこで得たことは「幸せを追求すると不幸になりうる」ということでした。
なぜそうなるのか、ということには言及されていませんが、本当は何をしなくても幸せなのに、まるで幻を追いかけるように”幸せになろう”とする行為は、苦労が生まれ不幸を感じやすくなるのではと僕は考えます。
以前ご紹介したTEDの『あなたが生まれ持った「幸せ」を感じよう』にもそのヒントが語られていますね。
エミリーさんは、幸せを求めるよりも「生きがい」を求める方が、”より満たされた生き方”になると語っています。
「生きがい」とはなんでしょう。それを以下のように紹介しています。
著名な心理学者であるマーティン・セリグマンは、「生きがい」とは自分を超えたものに属し寄与しているという感覚や、最高の自分をより高めることに由来すると述べています。
エミリー・エスファハニ・スミス: 幸せを目指すだけが人生じゃない | TED Talk Subtitles and Transcript | TED
つまり、社会や他者への貢献、そして自分の成長ですね。
エミリーさん自身で数年に渡って考察した結果、生きがいには4つの柱があると分かったとのことです。
以下がその柱です。
- 結びつき
- 目的
- 超越
- ストーリーテリング
特に、3『超越』と4『ストーリーテリング』が面白いですね。
『超越』というのは「夢中になる」という心理状態を指すようです。「ゾーン状態」とか「フロー状態」と心理学などで言われるものと似ていますね。
ちなみに、その状態は引き寄せが起きやすい状態でもあるのです。
講演では『より高次の現実と一体になる感覚』と語られていますが、スピリチュアル的な表現に変えれば「願望が叶っている現実と一体になる感覚」とも言えます。
こういった状態に頻繁になれるなら、とても至福に包まれた人生を送れるでしょう。
さらに4つ目の『ストーリーテリング』は、当ブログで紹介している「多角的に捉える」という知恵にも通じるものがあります。
人生は単なる出来事の連続ではありません。自分の物語を編集し、解釈し、語り直すことができます。たとえ事実という制限があったとしても。
エミリー・エスファハニ・スミス: 幸せを目指すだけが人生じゃない | TED Talk Subtitles and Transcript | TED
作家さんらしい視点ですよね。自ら小説などの物語を紡いでいる経験からも、人生の解釈に制限はないことを実感しているのではないでしょうか。
エミリーさんの実体験として、お父さんが死の淵からの生還したお話をされています。宗教家の家庭で育ってきたそうですが、この生きがいの4つの柱が根付いていたそうです。
1つ目と2つ目の柱についても「生きがい」にとってとても大切なヒントが語られています。是非視聴してみてください。
(動画時間/12分18秒)※字幕が出ない場合は、動画右下のアイコンから言語を選択してください。
エミリー・エスファハニ・スミス: 幸せを目指すだけが人生じゃない | TED Talk
幸せは、訪れては消えてしまいます。でも人生が本当に充実していれば、物事がまったく上手くいかなくても、生きがいがあることで踏ん張れるのです。
エミリー・エスファハニ・スミス: 幸せを目指すだけが人生じゃない | TED Talk Subtitles and Transcript | TED
「幸せ」と「生きがい」…
区別して語られていますが、生きがいがある時には幸せが感じられます。どちらも人生を豊かにするには必要な要素でしょう。
当ブログでは、人生をRPGのように楽しもうというコンセプトです。それは「人生という冒険に生きがいを見出し、幸せを享受すること」とも言えます。
そこには関わる人々との「結びつき」があって、願望実現や達成の「目的」を持ち、夢中になれる「超越」した日々を過ごし、自分の物語を紡ぎ出す「ストーリーテリング」があります。
僕が目指していることも、「生きがい」を根付かす方法なのだなぁと再確認しました。
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