「手放す」とは?スピリチュアルや引き寄せの必須アクション指南

「手放す」とは?

おはようございます!美緑(みろく)です。

スピリチュアルや引き寄せの教えでは、「ネガティブな思いは手放しましょう」といったアドバイスがよく見られます。これは、「思い」によって願望実現や幸せが阻害されているので、それらの思いを手放せば解決しますよ、というものですね。

しかし、この「思いを手放す」を実践するのは、実はそう簡単ではありません。

なんせ心理的な変容を求めるアドバイスなのに、「手を放す」という身体アクションで表現されていることが理解しにくい要因ではないでしょうか。

この記事では、その難しい部分を掘り下げて解説し、実践方法のコツまでご紹介します。

結論から言えば「手放す」とは、「負の感情を解消する」ことなんです。

目次

手放すべき内面は「メンタルブロック」

最初のステップは、手放すべき対象を理解することです。手放すことが推奨される負の思いですが、これらは「メンタルブロック」とも呼ばれます。

何か行動を起こそうとするときに思い浮かぶ、「できるわけがない」「失敗する」「こうしなければならない」といった否定的な思い込みや固定観念。また、それによって行動が抑制されてしまう状態。

メンタルブロック(mental block)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

メンタルブロックは、元々は心理学の用語ですが、スピリチュアルな文脈では、上記の解説より広範な意味で用いられることがあります。具体的には下記のような心的状態を指します。

メンタルブロック
  • 執着
  • 依存
  • ものさし(判断基準)
  • 不要な価値観
  • 他者の考え
  • 制限
  • 思い込み
  • 心の傷
  • 自己否定
  • 恐怖 など

メンタルブロックによってあなたの内面状態は不自由に陥ります。

例えば、願望への”執着”があれば「叶わないと困る!」という思いによって、叶わない現実をそのとおりに実現されますし、「お金持ちは悪いことをしているに違いない」という特定の”考え”を持っていれば、お金は悪いというイメージによって自分からお金を遠ざけたりするのです。

このブログでは、引き寄せの法則は「あなたの内面の状態が、あなたの現実に投影される法則」と解説しています。つまり、メンタルブロックという内面の状態があなたの現実を形成しているわけですから、不要なメンタルブロックを手放すことは非常に重要です。これによって、より望ましい現実を引き寄せるための内面的な条件が整います。

握りしめる心のブレーキから力を抜く

メンタルブロックは「心のブレーキ」と表現されることもあります。ですので、「メンタルブロックを手放す」を「心のブレーキを手放す」と置き換えると少し理解がしやすくなるかもしれません。

「執着」というブロックは、自分を一つの状態や考えに縛りつけ自由に動けないようにしてしまいます。これは、ブレーキがかかっているために前に進めない状態と似ています。自転車ならば、ずっとブレーキを握りしめていて前に進めない状態ということです。

つまり、「心のブレーキを手放す」には握りしめている力(エネルギー)を抜いてあげる必要があります。

内面の作用はエネルギーによって働きます。例えば、何度も約束を破る友達にまた裏切られたとします。こんな普段なら憤るような場面でも、あなたが疲れ切ってエネルギーが枯渇していたら怒りも湧かなくなりますよね。エネルギーがなければ内面作用も働きません。

あなたにメンタルブロックが存在しているということは、ずっとエネルギーを注ぎ続けているということです。何らかの理由からブレーキを握りっぱなしにしているのです。

手放せない理由

心のブレーキは、単に心の癖で握りしめているものもあります。このような場合は、そこに気づいて癖を治すように注意深く暮らしていくことで比較的簡単に手放せるようになるかもしれません。

ですが、それ以上に厄介なパターンが、「恐れ・不安・悲しみ・怒りといった負の感情」がブレーキを握りしめるエネルギーとなっている場合です。

これはちょうど、高所恐怖症の人が高層建物の屋上で手すりから手を離せなくなるようなもの。手すりを握る行為だけが安全性を高めるわけではありませんが、「恐怖心」によって身体が硬直し、手すりを手放せなくなるわけです。これを克服するには、「恐怖心」の解放が必要となります。

つまり、心のブレーキを手放すためには、負の感情の解放がカギということです。

負の感情を生み出す思い込みや記憶

この負の感情の発生源はさまざまな要因に由来します。

前述した高所恐怖症の例では、過去の不快な経験(記憶)や、高所が危険であるという思い込みが恐怖心という負の感情を生み出す原因となっていることでしょう。

心のブレーキを掛けている「思い込みや記憶」と「負の感情」はセットです。この両輪のうち「記憶」に関しては、実際に起きた出来事の記憶を無かったことにすることはとても難しいことです(表面上は忘れることが出来ても、潜在意識の奥に残ります)。

ですが、負の感情は解消することは出来ます。

あなたがメンタルブロックを手放せた時、きっと元になった記憶はそのままに、セットとして抱えていた負の感情の方が綺麗サッパリなくなっているはずです。この負の感情はエネルギーです。使い切れば燃料切れになり、心のブレーキを手放すことになります。

潜在意識に隠された記憶

心のブレーキを手放すための重要なステップは、「エネルギー発生源を特定する」こと。ですが、ここに「手放す」ことの難しさがあります。私たちの内面には、過去に受けた傷や思い込みが潜在意識の奥深くに隠されており、通常は意識の表層に現れることはありません。そのため、自分が何に対してメンタルブロックを抱えているのかを理解するのが難しいのです。

過去の悲しい記憶や苦い経験は、それを二度と思い出したくないという願望から潜在意識に封じ込めらます。しかし、日常生活の中でその記憶に似た出来事が発生した時や、特に理由もなく突然負の感情が湧き上がってきた時、それは隠された記憶が顔を出している瞬間です。これらの瞬間は、メンタルブロックを手放す絶好のチャンスとなり得ます。

負の感情を感じたら、その感情に意識を集中させ、そのエネルギーが消化される様子を静かに観察してください。そうすることで、潜在意識に封じ込められていた記憶が徐々に明らかになってきます。それがメンタルブロックの正体です。

これらに対してのプロセスやもう少し具体的なコツ、アプローチ法を次でご紹介しますね。

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